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2009年2月

コンクリートの特性.

 今日はこの言葉からお送りしましょう.

 「コンクリートは建築材料のなかでも,もっとも最悪な材料です.」

 これは,私が大学の建築学科で学んでいた頃に受けた講義中,教授より聞かされた話です.教室がちょっとざわついた様な記憶があります.

 私の経験上,コンクリート造りの集合住宅(マンション)に住んでいたこともありますし,その教室もコンクリート造りです.とても最悪の材料だなんて思えません.共に学んでいた学生の多くが,コンクリートが最も優れた材料であると思っていたことでしょう.

 この言葉の意味は,その後,10数年建築の現場に携わり,震災を経験することで,理解できるようになったと思います.…と言うか,正直なところ,この言葉を忘れていました.実経験を積んでいく過程で思い出して,さらに経験するごとに実感する,深いぃ言葉だったのです.

 コンクリートを単純に言うと,セメントと砂や砂利を水で練り合わせて,固めたものです.その基本特性は,粘土やメリケン粉と変わりません.要は粉を水で練って固めたものです.ここまでおとしめて説明すると,なにやら最悪の材料だと思えてきたでしょうか.

 落雁と言うお菓子をご存知でしょうか?私は,仕事上お客様にコンクリートについて説明するときに,コンクリートは落雁のようなものだと例えることが多いです.

 噛んで食べようとすると,けっこう堅い.その割りに,手で持って折ろうとすると,ポキッと簡単に2つに割れてしまう.コンクリートも同じようなものなのです.だから,コンクリートは堅牢に見えて,案外,弱いものなのです.

 そして,私の経験上は,地震に弱い,耐久性に欠ける等,今までのイメージとは全く違うというより,正反対の現実を目の当たりにしたのでした.

 その時,「最悪の材料」との言葉が脳裏に浮かんだのです.

コンクリート住宅.

 さて,昨日まで長々と木造と鉄骨造の住宅について話してきましたが,いろいろと住宅の工法について関心のある人なら,コンクリート住宅に一切触れていないことに不満もあろうかと思います.そこで,今日はコンクリート住宅を主役にしてみましょう.

 コンクリート住宅を比較対象にとして,木造,鉄骨造に加えなかったのにはわけがあります.それは,他の工法に比べて異質な存在だからです.

 ところで,家づくりを始めた人なら,何度か住宅展示場にも足を運んだことだろうと思います.その経験の無い人は既にある程度,依頼先なり,工法なりが絞り込めている人でしょうから,今回のような比較論は無用ですね.

 その住宅展示場にですが,まず,木造と鉄骨造の工法はどちらも見ることができるでしょう.ところが,コンクリート住宅を見れる展示場は多くはありません.展示場に出展していることが多いハウスメーカー上位の中にコンクリート住宅を扱うメーカーがないからです.

 私が思うに,コンクリートを売ろうとすれば,住宅よりももっと大きな建築物,さらに大きな土木工事に使った方が儲かるのではないかと考えます.以前,鉄骨住宅は,鉄骨の内需拡大のための産物だといった話をしました.そのために,より研究開発されて今日に至っているとも言いました.コンクリート住宅にはこの商業的な参入は考えにくいです.

 しかし,少ないようでも,コンクリート住宅を扱う施工業者はあります.これについては,まず,コンクリートそのものの特性を考える必要がありそうです.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第8弾.そばかうどんか?

 長きに渡って続けてきたシリーズ.木造か鉄骨造か?でしたが,最後はさらりと終わりたいと思います.

 さて,この話題に入るときに,そば好きか?うどん好きか?なんて例えもしましたが,これについてもう少しお話を.

 私は,どちらが好きか聞かれると,正直悩むのですが,どちらか一方だけ,無理にでも言え!と共用されると,「そばを選びます.」

 それは,私のもつそばとうどんのイメージによるものなのですが….

 おそらく,もっとも旨いそばと,もっとも旨いうどんを比べたら,そばの方が旨いのではないかと思っています.だから,そばをよく食べるかと言うと,圧倒的にうどんを食べることの方が多いですね.と言うのも,まずいそばに当たる確率も高く,うどんの方が平均すると無難に旨い気がするのです.

 それは,そばとうどんの特性の違いにあると考えています.

 うどんはそばに比べて,調理して食べることが多いですね.この表現が適切かどうかわかりませんが,ざるやぶっかけなどのシンプルなものもあれば,鍋焼きや味噌煮込みなど,うどんそのものより,他の食材の旨みでもって,おいしく調理されています.

 その点そばは,天ぷらや鴨なんばなど,そばに合いおいしい食べ方だと思うのですが,やはり,ざるや皿そばの方が旨い!と感じるのです.つまり,調理しない方が極上の食べ方であり,素材を生かした食べ方であると思うのです.

 シリーズの最後になぜこんな話をしたかというと,木造住宅=そば,鉄骨住宅=うどん,のようなイメージかと,かってに思ったわけです.

 木の素材を生かして建てた住宅こそ,極上の住宅と言えるのではないでしょうか.

 今回の話は,まったくもって私の主観です.シリーズ通じては客観性を持たせることに努めましたが,みなさんの好みはいかがですかね.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第7弾.木造住宅についての考察.

 さて,昨日は鉄骨住宅についての考察を書きました.批判的な展開になったのですが,イコール鉄骨住宅がダメだと言うことではないのです.まだまだ,発展途上のこともあるので,建築計画に注意するべきことが,歴史的背景から見えてきたと思います.

 あらためてまとめると,鉄骨住宅は住宅として優良な建材として鉄が選ばれたのではなく,時代背景から鉄を使用することが前提に作られた住宅であるということです.それゆえに,住宅として満足なレベルに達するにはさまざまな改良の必要もあったのです.今,鉄骨住宅を建てたいと思うなら,どういった改良が施されているかが,チェックポイントになるわけです.

 ところで,そんな癖のある鉄骨住宅より木造住宅の方が良いのでは?と二元論的に考えてしまいます.これは,とても危険な展開なので,ここは公平に,木造住宅についても歴史を振り返って見ましょう.

 さて,木造住宅の登場ですが,鉄骨住宅に比べ,はるかに古いです.人が何らかの住宅(棲家と言った方が良いか?)を作り始めたときから,木を使っています.それ以降,徐々に現在の家の形へと発達していきます.この発達の過程も家づくりを考える上で興味深いものがあるのですが,長くなるので別の機会にしましょう.

 ところで,なぜ家づくりに木を選んだのか?まず第一条件として豊富にあったこと.次に加工しやすかったことが考えられます.人が作り出したものでは,家以外にも木製品はたくさんあります.しかし,その中でもっとも材料を必要とするのは住居でした.その土地にある豊富な材料を家づくりに使用することは世界共通と言えます.

 幸運なことに木材は家づくりに適した材料でしたが,燃えやすいという欠点をもっていました.その後,瓦を屋根に使う,外壁を土で覆うなど,建物の不燃化に努めます.

 こうして,不燃化に努力したものの,その弱点は第二次世界大戦で露見します.アメリカは日本の家を調査した結果,木と紙でできた燃えやすい家との情報を得ます.爆弾よりも効率の良い焼夷弾を開発します.この経験は戦後に建物の不燃化を推進する政策をもたらしました.

 これをうけて,木造住宅の外壁はモルタルで覆うことが一般化しました.その結果,木造住宅が腐りやすいという弊害をもたらしたのです.それまでは,木部が剥き出しで乾燥状態を維持していたため長持ちしていました.耐火性と引き換えに耐久性を失う結果になりました.

 そこで考え出したことは,木材に防腐剤を塗るという方法です.同時に住宅の間取りにも変化が起こります.台所,便所,風呂といった水を扱う場所が次々に住居内に組み込まれるようになりました.とくに,風呂を住宅に設置する行為は致命的に建物を腐らせることになりました.

 そう,よく木造の長寿命を説明する引き合いに古いお寺が出されますが,そういった寺の本堂や塔の柱は剥き出しで,水廻りは存在しません.昔の人はそれをよく知っていました.台所は土間にあり,排水がしやすいように工夫し,便所や風呂は別棟にありました.便利さを追求した結果,木造住宅の耐久性は著しく低下したのです.

 それを改良しようとした防腐剤はシックハウスをもたらします.

 さらに,快適を追求した住宅の高気密高断熱化は,建物の腐朽とシックハウスという近代住宅の問題点をいっそう強める結果になりました.

 無論,この問題点も解決の道は示されてはいます.

 注意すべきは,始めに触れたように,木材はとても加工しやすい特長を持っています.このことは,裏を返せば特に専門的技術や知識を必要とせずに住宅を作れることも意味します.

 ちょっと無理やりかもしれませんが,シリーズの命題にもどって比較すればこうなります.

 木造は家づくりに適した材料であるため,それを扱う業者も多く,その品質は一定水準にあると言えない.

 鉄骨造は家づくりに適さない材料であるため,それを扱う業者は限られ,その品質は一定水準にある言える.

 さあ,この結果を踏まえてあなたなら,どちらを選びますか?と言うことになるのでしょうが….ほとんどの木造住宅が小規模な多数の工務店によって建てられ,一方の鉄骨住宅は大手ハウスメーカーのトップ,準トップの2社によって独占的に建てられている現実を見れば,おわかりいただけるかと思います.

 言葉が過ぎるかもしれませんが,あなたに家づくりの知識があるか,または勉強しようと言う意思があるなら,こだわりを持って木造住宅を建てるのがよろしいと思います.特に知識もなく,勉強する気もなければ,鉄骨住宅を建てるのが無難だろうと言うことです.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第6弾.鉄骨住宅についての考察.

 本シリーズからは補足的な内容にはなるのでしょうが,興味をもたれた方は合わせて考えていただきたい事があります.それは,鉄骨住宅についてです.こちらを歴史的背景も踏まえて考えてみようと思います.

 さて,私の知るところによりますが,鉄骨住宅の登場は産業革命以後,世の中が人工的な材料に狂喜していたころになると思います.今では,特に優れた特性を持ったものを除き,天然材料の方が価値が高く,人工的なものはその模倣に過ぎず,代替品的な扱いがほとんどです.その当時はナイロン繊維などは絹を凌ぐ高級品として世を魅了していたのです.

 ですから,鉄骨住宅は時代の最先端を行く,住宅と言うよりは芸術作品に近い扱いだったと思われます.鉄と共にガラスが多用され,外壁も風呂もトイレの壁でさえガラスでできた,どうやって生活するの?ってなものが登場しました.名だたる建築家の芸術作品ですから,それに,住み心地がどーのと言ったものは存在しなかったのです.近代化と共に近代的なライフスタイルが具現化されたといったものでしょう.

 鉄骨住宅が本格的に建設されたのは,第二次世界大戦下のアメリカでした.当時アメリカはドイツが降伏すると共に,その矛先を日本に向けます.あらゆる軍事工場とその労働者を東海岸から西海岸に移設し,対日本向けの臨戦態勢にシフトしたのです.そのため,工場で規格化し量産されたいわゆるプレハブの鉄骨住宅が量産され西海岸に建設されました.この時は,住み心地よりも効率を重視していたと思われます.おそらく,日本の敗戦は既に見えていたでしょうから,不要になった鉄骨住宅は,その後の軍事力強化へ転用する計画も含んでいたと思います.それは,あくまで仮設住宅だったのです.

 その後,世の中から鉄骨住宅は消えていったと思われます.

 それが,皮肉にもアメリカに敗戦した日本で量産化される時代に入ります.その背景は,高度経済成長時の日本は,原材料を輸入して加工して輸出する.その差益で国が成り立っていました.しかし,この図式が崩れ始めると,輸出を主力としていた加工業者は国内で売りさばく方法を見つけなくてはなりません.その1つが鉄骨住宅なのです.製鉄業者以外にも,製造業を行っていたものは,自社の材料をなんとか住宅に使えないか考えました.

 これより,日本の住宅業界は大きな転機を迎えます.それは,住宅に適した材料を求めて家を建てるのではなく,市場に余りつつある材料をいかに住宅に適合させるかといった,物づくりとしては逆のベクトルが働き始めたのです.そのため,住宅建材としては,不適格な材料を市場に流通させなければなりません.さも,近未来の優れた材料として市場にデビューさせ宣伝していかなくてはなりません.

 世界的に見れば,巨大な住宅会社が存在する日本は奇異な国らしいです.それは,住宅に不適格な材料を売り込む販売努力の成果といってよいでしょう.鉄骨住宅のプレハブ化を図り,マスメディアを駆使し現在に至っているのです.

 まあ,こう言う書き方をすれば,鉄骨住宅が戦争の道具としては成りえても,平時の住宅には全く向かない代物と批判しているも同然ですね.しかし,日本の企業努力は凄まじいもので,鉄骨住宅を平時の住宅としても機能するように改良してきました.その結果は評価するべきものです.木造住宅と比較して同等な点,優れた点は,このシリーズで話して来たとおりです.

 今回の話は,鉄骨住宅の批判ではありません.ただし,一歩間違えば,仮設住宅と変わらない代物が世の中には鉄骨住宅として存在しているということです.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第5弾.

 さて,ながながと綴った結果,木造が良いんじゃない.との一応の決着を見せたわけですが,実際のところ甲乙付け難いというのもお解かりいただけたかと思います.まあ,これは永遠のテーマかもしれません.

 ただ,今回,木造かなっと結論を出したのも,近頃の社会風潮の後押しもあってのことです.鉄骨ファンの方々すみません.

 その社会風潮ですが,鉄骨住宅が社会に浸透してそろそろ,建替えの時期を迎えています.新築当時は木造に比べ半永久的に長持ちするようなイメージもありましたが,実像が見て来たわけです.大げさに言えば,高度成長時代とともに近未来の建物としてデビューした鉄骨住宅の実際のところの使い勝手がばれてしまったわけです.今になって,外断熱だの何だの言って居住性アップに躍起になっているわけですね.

 そこで,やっぱり家は木造かなって反面教師的な考え方が出て,世の中エコブームもあって,環境にやさしい木を選択する傾向もあります.また,外材をバンバン使っていたことから,国産材を見直そうと言うのも,今頃の風潮ですね.

 実際のところ,鉄骨住宅を普及させてきたハウスメーカーも木造のラインナップを増やすしか生き残る道は無く,鉄骨住宅をメインに販売しながらも,客の顔色を見ては木造に切り替えると言った戦略を立てざる得なくなりました.

 そのため,木造住宅会社はバンバン鉄骨住宅の悪口を言えますが,鉄骨住宅メインの会社はどっちつかずの宣伝になりインパクトがなくなります.鉄骨の良さを前面に押し出せば,お客さんから,「どうして,木造をあつかってるの?」と突っ込まれるからです.

 「本当は住宅は鉄骨で建てる方が良いんですよ.でも,お客様のニーズに応える為,木造も扱っております.」なんて,曖昧な答えが返ってきます.こうなると,鉄骨造を検討していた方は,悩んでしまうわけで,今回のブログのようなテーマが発生するのです.実際のところ,木造で検討している人は木造同士を比べているのではないでしょうか?

 そこで,鉄骨住宅の方が良いと言う考察を提供します.

 比較ではコストを等しくして比べるという条件がありました.そこで,低コストで建てる比較もあれば,高コストで建てる比較もあるわけで,一軒の家に掛けるコストは人それぞれです.前回の結論は鉄骨造は断熱や調湿にコストが掛かるという点で,木造に軍配を上げました.確かにローコスト住宅と言われるものは木造ばかりです.逆を言えば,予算を掛けられなければ,木造しか選択肢はなく,予算を掛けられるなら,鉄骨造もあり得るということになります.

 この点で見直されているのが,鉄骨造の高気密高断熱住宅です.高い気密性を活かせば,室内で発生した湿気を除去する対策を講じれば,湿度調整ができます.機械的設備と調湿機能を有した内装材との併用が考えられます.この場合,基本的に全館冷暖房が基本となります.使っていない部屋まで常に冷暖房をするのですから,直感的には無駄なような気もします.しかし,高気密高断熱で外気温の影響を受けにくく,冷暖房効率の良いことから従来型の家より経済的です.各部屋間で温度差の無い環境はヒートショック予防にもなります.この場合,構造体が熱伝導の高い鉄骨を用いることで,冷暖房している温度が全体に均一に伝わる特徴があり,今まで,不利とされていた特性を長所に変えているのです.

 とすれば,鉄骨造住宅はかなり魅力的になってくるわけです.構造体を部屋間の温度伝達に使うのですから,重量鉄骨の方がより効果的になります.錆,熱に弱いといった問題点にも有利になります.耐久性の高い構造体にして,内外装で快適に過ごせるように工夫をする.そして,適切な設備計画をする.

 少なくとも平均的な住宅建築費からは大幅にコストアップしますが,その分ランニングコストが抑えられる計画となります.初期費用を十分掛けて建築するなら,鉄骨造に軍配があがるわけですね.重ねて言うならば,鉄骨造の長所として大開口,大空間が取りやすいというのも,建築費を掛けられる人のニーズにも合ってくるのではないでしょうか.デザイン的にも自由度が高く,お金の掛けがいがあると思います.

 ところで,木造は低コストでないと魅力が無いのか?という疑問が出てきますが,本当に高いのは木造の方です.低コストの木造は耐震補強のためバンバン金物を使いますが,そうした金物の寿命は,木材よりはるかに短いと考えられます.本来の木材の寿命を活かす為に,金物を極力使わない工法を使えば,先にあげた鉄骨造よりもコストアップします.重ねて,内装材に天然木の良さを追求していくなら青天井です.耐用年数も鉄骨造以上ですね.限定解除なら,またまた木造に軍配があがりそうです.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第4弾.いよいよ決着の日?

 シリーズでお届けしている,木造か鉄骨造か?も第4弾を迎えました.私のうんちくなんとどうでもいい,早くどっちが良いのか結論を言え!といった声も聞こえてきそうですが….

 さて,前日に言い残した言葉.熱伝導率と調湿効果について,まず,熱伝導率から.

 熱伝導率すなわち,熱の伝えやすさの性質をあらわします.これは,誰にでも体験からわかると思いますが,熱の伝えやすさは圧倒的に鉄が勝っています.例えば,フライパンや鍋などは,鉄でできてますね.ステンレスやアルミ,それらの複合素材もありますが,みな,鉄を始めとして熱を伝えやすい性質をもっています.

 フライパンのそこから火であぶると,熱が伝わりやすいほど,中の食材にも火が通りやすいことは日常生活からわかりますね.ただし,鉄は熱を伝えやすいため,このままでは熱くて調理するとき持てなくなってしまいます.そこで,フライパンの取っては木でできています.樹脂製のものの方が最近は主流かと思いますが,ともに,熱を伝えにくい性質を持っています.

 つまり,鉄は簡単に熱くなり,そして伝えやすい.木はなかなか熱くなりにくく,しかも伝えにくいという性質を,まず,押さえておきましょう.

 さて,これが住宅にどう影響するかと言いますと,車を例にとりましょう.車も鉄でできている代表ですね.この車,夏場路上に止めておくとほんの短時間で熱くなります.そして,室内も暑くなるので,直ぐに乗り込めない経験もあるでしょう.逆に,冬場はどうでしょうか?なかなかヒーターを入れても温まらない経験が無いでしょうか.この車の例がそのまま住宅の居住性として想像できます.

 もちろん,車のように表面のほとんどが鉄で覆われているものと,住宅は違います.しかし,構造体を木にするか鉄にするかでその居住性能に差がでることは,想像できるかと思います.そこで,鉄骨造には適切な断熱が必要になります.もちろん,木造であっても適切な断熱を施すことによって居住性能はアップすることにも触れておきましょう.

 同様に,多湿の日本の気候において,湿度を調整する機能でもって,居住性能がアップすることも想像できると思います.この点は鉄骨には期待できない効果です.しかし,内装材でこの効果を補うことは十分可能です.一方,従来の木造住宅はこの調湿に長けていたのですが,ビニールクロスや合板などの多用で,能力が低下しているのも事実です.

 以上のことより,鉄骨造には,断熱と調湿の能力をアップさせるために,木造よりプラスアルファの費用が発生するということです.であれば,同コストで比較するとすれば,木造の方が全体的な性能が高いと考えて良いでしょう.

 と言うわけで,無理やりどちらが良いかという結論が欲しいなら,一応,木造ですと答えておきましょう.ただし,もう少し考察しておきたいことがあるので,明日のブログも合わせて読んでいただけたらと思います.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第3弾.

 さて,いよいよ比較の話しに入りましょう.公平に比較できない土壌があることは,前々回から話させていただきました.こういった現実を踏み越え,冷静に情報を得ようとしている人はこのブログ以外からも情報を集めていると思います.それらのものをご自身のものとしていかに公平に比較できるのかが,もっとも求めている答えに近づくことでしょう.

 さて,公平に比較するにはやはり,コストを同じくして比較する方法をお勧めします.今,家づくりを望んでおられるのなら,ある程度の予算は決まっているものと思われます.具体的に金額の把握ができていない人でも,現実上の予算は既に決まっているものです.

 「安くて良いものを買いたい.」とは誰しもが思うことでしょうが,多少のでこぼこがあるにせよ,コストと品質は比例するものです.その中で,自分にあったもののみをうまくチョイスして,無駄を極限まで省けば,「安くて良いものを買った.」と実感できることでしょう.

 さて,その住宅のコストですが,構造体に限っては,その材料の使用量でほぼ決まると仮定してよいでしょう.もちろん,その材料の品質によって増減されるのですが,現時点では押しなべて考えて行きたいと思います.

 鉄骨造を例にとると,軽量鉄骨,重量鉄骨といった言葉を既に聞いていると思います.(ここからは,鉄骨造を比較検討材料としており,それなりの情報を得ている方だと前提に話していきますね.)現在,いわゆる鉄骨系のプレハブメーカーはほぼ軽量鉄骨を主にしていると思って良いと思います.

 単純に考えると,重量の方がたくさん鉄を使っているので,コストは高くなるが丈夫だと思って良いでしょう.また,錆びたとしても分厚い鉄骨がその強度を失うには時間が掛かるのです.

 一方,木造に関しては,重量木造なんてものは存在しませんが,近頃は2×4工法など,在来工法よりも木材量を抑える工法も出てきていますから,鉄骨造のような違いがあると思ってください.また,伝統的な太い柱,梁を使っていることを強調するために,重量木造なんて宣伝文句を使っているところもあるようです.こちらも同じく,シロアリに食べられたとしても太い木材を使っている方が安全性が高いことが想像できます.

 何が言いたかったかというと,重量鉄骨の住宅と2×4工法のローコスト住宅を比較してはならないということです.つまり,コストを同等と比較しなければその長所,短所が見えてきません.

 では,そのコストを同等にして比較していった場合,どういう特徴があるかと言うと,木造も,鉄骨造も,基本的には細長い線形の材料を組み合わせて造っている同質の工法といえます.よって工学的特性は等しいと思ってよいでしょう.

 それは,地震に対する強さなどは同じだと思って良いと言うことです.一般に鉄骨造の方が地震に強いイメージもあると思いますが,粗雑な造りの低コストの木造住宅と比較してのイメージだと,私は解釈します.

 次に,火災に対する強さですが,燃える,あるいは溶けるという弱点があり,これも同等です.基本的には,耐火性能はそれら骨組みを保護する材料に依存されますから,そちらにコストを払えば,性能は増します.

 次に,腐る,あるいは錆びると言う弱点ですが,これも同様にコストを掛けて,防腐対策,防錆対策をする必要があるので,引き分けでしょう.シロアリに関しては,防腐と同時に防蟻対策がとれるので,別段コストアップになりません.

 次に鉄骨造が有利とされる品質管理の問題点です.木材は自然素材なので品質にバラツキがあると言う話しですが,鉄骨造と同様に,工場での品質管理が可能な現在,木造も満足できるレベルだと思います.ただし,この点に関しては,品質管理の不十分な木造住宅があるのも事実.しかし,これは明らかなコスト削減なので,比較対照にしてはならいかと思います.

 つまり,コストをある一定枠で比較すると,甲乙付け難いという結論になってしまうのです.これでは,答えを求めている方がガッカリしますよね.

 あえて,両者の違いを挙げるなら,熱伝導率の違いと調湿効果の違いでしょうか?これは,木造に軍配があがりそうですが,そう簡単な話ではないのです.

 すみません,また,明日と言うことで.

シリーズ.木造か鉄骨造か?第2弾.

 さて,昨日に引き続き第2弾を.

 自社の最新技術と,一般の旧態依然とした工法を比べると言う話ですが,これは家づくりにおける特殊な事情が災いしています.つまり,家づくりを考えいる人は,今住んでいる家が古くなっていると考えられます.建替えの人なら築20年以上は経っているでしょうか?仮に築30年の木造住宅に住んでいるとしましょう.

 そんな人が,鉄骨造の住宅展示場を訪れたとします.

 「シロアリの被害はありませんか?雨漏りは?床がギシギシなっていませんか?ドアの開け閉めが硬くなっていることは?」などなど営業マンに質問されます.おそらく,そのほとんどに当てはまることでしょう.

 次に,その問題点は,木造で建てたことによるのが原因だと説明されます.特にシロアリの被害などは木造では周知の事実ですし,鉄骨造であれば解決できるであろうと容易に想像できます.実はこれらの問題点は,木造に起因しているのではなく,経年変化による劣化であったり,今現在の木造技術であれば,解決している問題だったりします.中には鉄骨造であっても築30年もすれば起こりうる問題も含んでいたりします.

 しかし,この事実を冷静に分析できるほど,家づくりを始めた人には経験もなければ知識もありません.何しろ,その家に30年住み続けていたわけですから,家に関する情報と言えば築30年の木造住宅オンリーなのです.もちろん,それ以外に住んでいた経験や他の家に寝泊りすることもあったでしょうが,家づくりの判断材料はその家が基準になってしまうことでしょう.

 もし,あなたが築30年の木造住宅に住んでいなかったとしても,築浅の最新住宅に住んでいて,家を建てようと思う人は稀だと思います.(こういう人は別の問題があるのですが,それは後述するとして.)つまり,大半の人が何らかの不満を持っている古い家に住んでいることだと思います.その不満点を引き合いに出されれば,勧められている家の優位性が際立ってきます.

 こうして,「自社の最新技術と,一般の旧態依然とした工法を比べると言う話」はごく自然に用いられ,聞き手も,その理不尽さに気付かないまま引き込まれてしまいます.

 ところで,木造が自社工法であればどうなのか?まず,築数十年の家の問題点を比較に出して,現在の優れた点をアピールすることには変わりありません.

 では,鉄骨造と比較されるとどうなのか?これは,まず,生理的に受け入れられるかどうかを突いてきます.それと,鉄骨造の実績の無さを突いてきます.そして,あらためて,諸問題が解決された最新の木造の家の説明を振り返ります.鉄骨造に少しでも懸念のある人なら,これで鉄骨造での計画はあきらめることでしょう.

 こういった背景でもなおかつ,冷静に比較検討して行こうという人は,次の点に留意すべきです.(続きは次回に)

 

シリーズ.木造か鉄骨造か?第1弾.

 家を建てるなら,木造が良いのか,鉄骨造が良いのか?家づくりを始めたときに,悩まれる方も多いかと思います.

 この話については,新しく作ったHPhttp://homepage2.nifty.com/hiromeyacht/ie.htmの方でと思っておりましたが,このブログへのアクセスワードとなっているようなので,先に,ここに私の意見を述べておきます.

 さて,シリーズと題しましたのは,おそらく長文になるかという思いと,一気に書いても読みづらい話になると思いますので,私の方も休み休み行かせていただきます.

 さて,本題に入る前に,比較について書いておこうと思います.木造か鉄骨造か比較するということですが,公平に比較検討できるかという問題が常に付きまといます.なぜかと言いますと,おそらくこの疑問の出発点は,住宅展示場などの情報発信源に問題があるからです.

 よほど家づくりに対して深く研究している人は別にして,多くの人はまず,建物の外観を見て,好き嫌いなどを判断されると思います.別段,木造か鉄骨造かなど構造的なことは,始めは気にしていないのでは,ないでしょうか?

 ところが,外観を見て気に入った展示場の中に入ってみると,営業から構造の話しを聞かされることがあります.そこで初めて,木造なり鉄骨造なり言葉がでてくるのです.つまり,他社との差別化をはかってくるわけですね.多くの人は外観を見てその構造体が何であるか見抜くことはできないでいますから,ちょっと新鮮な気分にもなるでしょう.

 「難しい話は嫌だ!」という人はそれまでですが,話を聞いてみると,

 「家づくりに構造選びが重要なんだ!」となるわけです.また,前もって構造に関心の高い人も,デザインなんぞに騙されないぞなんて,いぶかしげに見学していた人も

 「そうそう,そこが知りたいんだよ.」と心の中で思うことでしょう.

 しかし,聞かされる話は,自社工法の優位性を累々と話されて,ところどころ,他社批判をさりげなく織り込まれます.最近はガンガンに他社批判をすることは少ないようですが,自社工法を選択してもらわなくてはいけません.

 ここで,比較するという点で,大問題が発生します.

 それは,優位性を語る自社工法は最新技術のものを,他社工法は一般的に行われていた改良も何もされていない,旧態依然とした工法を引き合いに出すことが多いのです.これでは,比較になりません.

 以前,比較の話でそばかうどんか?と言った例えをしましたが,そばは,専用に栽培されたそば粉を使い手打ちのものを食べさせられ,うどんは,安い汎用の小麦で工場で大量生産された,スーパーなどで安く袋入りされたものを食べさせられたとしたら,どうでしょうか?どちらがおいしいという比較はフェアに判定されません.

 しかし,どうやら,自社のことを良く言いすぎているのではないかと疑問も出るものです.そこで,いったん自宅に引き返し,ネット検索と相成るのでしょうが….ネット上ではさらに,公平に比較していくと言うのが,みなさんの力量に委ねられるのです.

 難しいですよね.そこで,メーカーのHPなどではなく,何か第三者的な,公平な情報はないものかと,一所懸命,検索するのですが,これに辿り着く事は非常に困難です.

 そう,そんな思いで,このブログに来てくれた方,なかなか良い情報を提供できずにすみませんでした.…なんて,謝罪している割に前置きだけでこんなになってしまったおしゃべりな私.次ぎ行ってみよう!

HP『かんなの家づくりノート』アップロード

『かんなの家づくりノート』と題して,HPをアップしました.

 正直なところ,公開できるような状態まで仕上がっていませんが,本来の趣旨は発揮できると思います.URLはこれです!みなさん,よろしくお願いします.

http://homepage2.nifty.com/hiromeyacht/ie.htm

 本来の趣旨とは,家づくりの悩みなどを広く集め,解決の手段をともに見つけ出していこうというものです.

 形式としては,小さなおんなのこ(自分の娘をイメージしています.)が,家の絵をクレヨンで描いたりしますよね.その絵を実際に建てて見たいと夢見ているという設定をしました.そして,それをお父さんが手助けしていくというものです.

 小さなおんなのこが,家づくりにいろいろと思い描くことは,このブログやHPなどを通じて,みなさんの意見を反映して行こうと思います.それをお父さんをはじめ,周囲の大人がアドバイスしていくことで,みなさんの家づくりへの悩みなどを解消していこうというのがねらいです.

 このブログ上でも問題ないのですが,こちらは私的なメモとして発信して行き,HPの方は,1級建築士として,隔たりのない情報を広く発信できる場にして行きたいと思います.

 このブログへ何らかの情報を得ようとして検索されたであろうキーワードからは,おそらく何のメリットもなく,立ち去っていったのであろう,訪問者が多数いたことを想像できます.

 HPでは,偉そうなことを書いていますが,皆さんとともに家づくりについて話し合える場になればと思っていますので,よろしくお願いします.&HP作成が得意な方がおられましたら,アドバイスお願いします.

http://homepage2.nifty.com/hiromeyacht/ie.htm

HP.予告!そばが好きか?うどんが好きか?

 昨日に引き続き,HPの予告をさせていただきます.

 基本構成としては,家づくりについての疑問質問に答えていこうという形です.ですが,決め付けるような返答を避けて,1つの提起された問題点に対して,答えにたどり着けるようなヒントを多く出していくといった感じで考えています.

 …少しわかりづらいですね.

 「家を建てるなら木造か?鉄骨系か?」というフレーズで検索していた方がおられたので,これを例にとります.

 これは,家づくりにおいて,多くの人が悩む問題かと思います.この答えを得ようとして,住宅展示場に行っても,両陣営が互いを罵るだけです.木は燃えるだとか,鉄は錆びるだとか言われて,結論が出ません.きっとこういう場合,ネットで検索することになるのでしょう.しかし,結果は変わりません.メーカーのHPに行き当たれば,自社工法の優位性とライバル工法の弱点を公表しています.それ以外は同じような悩みを抱えた人のコメントに出会うだけでしょう.

 平行線が続くわけですね.

 どうして,平行線が続くのか?それは,両者が同じ土俵にあがっていないので,比較のしようがないからです.どうして?家の工法ということで,同等に比較しているでしょう?と思いますよね.

 例えば,木は燃えるという,鉄骨造陣営からの弱点を付く攻撃ですが,この点,鉄は燃えないという防御を同時にします.これを引き合いに出されると,木造陣営としては痛烈なダメージを被ります.しかし,鉄は溶けるという最大の弱点を隠しての攻撃です.

 つまり,火災に対して家の性能はどうかと比較する土俵に上がっているように見せて,実は,燃えるか燃えないか,溶けるか溶けないか,といった違う土俵で戦っているのです.他にも,木は腐る,鉄は錆びる,といった風に似ているようで違う特性で比較しているケースもあります.

 同じ土俵に上がらない限り決着は付きません.そばとうどんどっちがおいしいか?の論戦に決着をつけようとしているようなものです.しかし,建てる家が一軒である限り,どちらか一方を選ばなければなりません.

 そばとうどんあなたはどっちが好きですか?

 そう,結局,木造と鉄骨どちらが好きか?個人の問題に落ち着くのです.

 「なんだよ.個人の好みで片付けるのかよ~.」とは思わないでください.そばとうどんなら,何度か食べた経験もあるでしょうから,このような質問をされたら,どちらかを選ぶことかと思います.では,次の質問ならどうでしょうか?

 あなたは,この先,そばかうどんかどちらか一方しか食べられなくなるとしたら,どちらを選びますか?選択しなかった方は今日から一生,口にすることができなくなります.

 こうなると,簡単には答えられなくなりますが,家の工法について悩むというのは,一生の問題として考えるに等しいかと思います.

 そこで,最終的には個人の好みでしか解決できないにしても,その判断材料をいろいろな角度からあげていき,後悔しないような判断ができるよう支援して行こうと考えるわけです.それが,「1つの提起された問題点に対して,答えにたどり着けるようなヒントを多く出していくといった感じで」と,考えている意味なのです.

HP.予告!

 近頃,このブログのアクセス解析を見ることにはまっています.

 アクセスカウンターを付けていると,訪問者に応じてカウントが増えていきますよね.全く数字が増えないとちょっと寂しい….ですが,おかげ様で地味~に順調~に増えております.読んでくれたみなさま,ありがとうございます.

 と,以前はそれだけだったのですが,最近の機能は凄いなぁ~と(いつの頃とくらべてんだか.)

 どんなキーワードを入力して,このブログに来たかわかるようになってるんですね.

 その上位から,

  ローコスト住宅,一級建築士,ポケモン,主婦,となっています.

 ほぼ半数の人が,このワードに興味があって来訪してくれたようです.しかし,必要とした情報は得られることなく,がっかりされた方が大半なのではと思っています.…個人のブログですしね.私も同じような経験が何度かありますので….

 …私としては,何か力になれる事はないかと考えております!…と言うより,上記のようなワードで来訪された方が何を思っていたのか知りたいと言う個人的な気持ちの方が強いとは思いますが,

 一級建築士として,少しでも相談にのってあげたい!とも思うわけです.力不足かと思いますが,何かしらのヒントぐらいは提供できるかもしれない.

 そこで,そんな相談所みたいなHPを作りかけているのですが,いや~10年位前はさくさく作っていた記憶があるのですが,なかなかうまくいかず.ちょっとづつやってますので,よろしくお願いします.

 今日は,予告まで.(以前もちょろっとしたような.)

 

日曜日の過ごし方.

 長女がスイミングスクールに通っています.クロールを習い始めたのですが,うまく息継ぎができないのです.そこで,近くの市営プールへ行く事になりました.

 さて,出発時刻がお昼前と言うこともあり,コンビニでパンなどを買って公園で食べることにしました.…暖かくなって来ましたね.

 ちょっとした小山に綺麗に芝生が育っているので,そこでソリ遊びをしている子供たちがいました.芝生の上やベンチでは,私たち同様にお弁当を広げる姿も見られました.

 このところ,出費がかさむ休日の過ごし方を送っていたのですが….

 こういう過ごし方も良いものだと思いました.

ローコスト住宅より.[完成宅見学会]

 タマホームから,完成宅見学会の案内が届いた.

 展示場が標準仕様と説明を受けていたので,確認する必要はあるとは思っていますが,そう華美な展示場ではなかったので,現場とてそう差異はないだろうと想像できる.

 確認しておきたいところは,工事中の構造体ですね.

 今回の見学会は時間があればと思っています.

『[建てる前]に読む本』を読み終えて.

 先日より読み続けていた,『[建てる前]に読む本』の感想を書きますね.タイトルでは読み終えてとしましたが,正確には後半部分の各地工務店の紹介ページは殆ど読んでいません.北は北海道から南は熊本県までの工務店が紹介してあるので,自分に関係ある県以外は興味がわきませんので…,また,時間があれば,どのような工務店が名を連ねているのか見てみるのも良いかと思ってはいますが,現時点で感想を.

 まずはじめに,このところ読む本はアマゾンのランキングを参考にしているのですが,この本の評価が高いところに関心がありました.と言うのも,この手の家づくり本は,どこかの工務店の社長かそれに近い存在の人が,自社工法を盲目なほど推薦しているケースが多い中で,「第三者的立場で,公平に家づくりの注意点を教えてくれているので参考になる.」との評判が高かったからです.

 副題からして,家づくり援護会なるものが,非営利第三者機関が提唱する…とあります.昨今の欠陥住宅などは,家づくりにおける商業主義に起因しているとも言いますから,過去の読者が「参考になった.」としている点も伺えます.

 まず,本の構成ですが….基本はハウスメーカーは全否定.展示場やCMに莫大な費用を投じており,その費用の負担が住宅の購入者たる消費者に跳ね返ってくるとの理由です.また,全国展開しているメーカーより,地方密着の工務店をすすめてる.家一軒の費用の中に含まれているものが,後者の方が濃いということですね.

 次に,家づくりにおける様々なトラブルを上げて(ここでも,ハウスメーカーを非難.),その対処法として,第三者の介入を提案している.つまり,素人の消費者が玄人の住宅会社に騙されないように,家づくり援護会が手助けしてあげますよ.と言うことです.それとともに,家づくりにまつわる諸事を説いて,消費者の力量アップも必要としている.

 後半部分は,家づくり援護会が推薦する施工業者のページが続く.

 感想として,ちょっと皮肉を.この内容は,[建てる前]に読んでも理解できないと思いました.おそらく[建てた後]になって,ようやく共感できる内容なのではないでしょうか.

 それぐらい,家づくりについて詳細に解説されている内容は,建てる前に参考にして欲しい事柄として必要なものばかりです.この点は評価します.しかし,知っている人が知識を列挙しているだけで,伝えようと言う意識が感じられない.家づくりの初心者を小中学生に例えるなら,大学の講義のような本です.

 そのため,

  家づくりはこんなに大変なことがいっぱい.親切に教えてあげるよ.

  …えっ,自分でできそうにない? なら,良い方法があるよ.

  家づくり援護会に助けを求めなさい.(もしくは,推薦工務店で建てなさい.)

 といった,図式が明確で,好感が持てない.とくに,推薦施工業者のページが半分近く占めている本の構成が,結局,宣伝本にしか受け取れません.

 ただし,前半の家づくりに関する所持の解説は,理解できなくとも一読しておく価値はあるとは思います.少なくともこれから起こるであろうことの予期には役に立つと思います.できれば,この前半部分を,図や写真など増やしてわかりやすくして,後半の部分は別冊にする方が親切ではないかと提案したいです.

 …好感は持てませんが,手元に一冊置いておくと便利だとは思いますね.

「建てる前」に読む本改訂第3版

住宅営業への批判.

 昨日のブログに引き続き,住宅営業の批判について書きます.

 さて,「契約まではニコニコ,後は知らんぷり.」と言った内容の営業批判をよく見聞きしますね.特に大手のハウスメーカーになるほど,組織化,分業化が進んでおり,この傾向は強いと批判されているようです.その点,「小さな工務店は営業が現場も見てくれて,いつでも応対してくれるし,社長自らが接客から当たっており,責任感が強く安心できる.」といった評判が高いようです.

 しかし,私が思うに,このような批判をした人が望んだ結果なのでは?と考えます.

 つまり,消費者の方が,買い物をする際に希薄な人間関係を望む傾向が強くなっていると感じるからです.おそらく,契約前までニコニコしていた営業マンの問いかけに,常にそっけない態度をとっていたのではないかと想像します.まあ,買うか買わないかわからない状況で,営業マンと親密になるとは思えませんが….

 営業マンとしては,契約前までに親しくしていただいたお客様はその後も気になるものです.設計時も工事中も,そしてその後も.そうした人の繋がりから次の仕事が生まれるわけですから,「後は知らんぷり.」とは俄かに信じがたいことです.

 ですから,人間関係のあり方は,消費者が望んだ結果の反映かなと感じます.

 同じような批判としては,「最後の入金をしたとたん,知らんぷり.」 と言ったものがありますね.これは,ハウスメーカーよりも工務店の批判としてあげられることが多いようです.反論意見としては,地域で商売している工務店がそのような態度をとるわけがない.アフターサービスもしてこそ,地域に根ざしていると言うことです.…同じようなものですね.

 確かに,大手ハウスメーカーのように組織化している場合,アフターサービスもコールセンターなんかが24時間受け付けたりしていて,人間関係は希薄かもしれません.しかし,問題はサービスが的確に受けられるかであって,その手段は批判の対象ではないかと思います.むしろ,個人の趣向ですね.

 人間関係は自らが作り上げていかないと,と思うのです.

ハウスメーカーの存在意義?

 ちょっと弱気に「?」をつけておきますね.

 もし,私のブログを続けて読んでくれている人がいれば,「この人は,どうしてハウスメーカーを擁護するような発言をしているのだろう?」と疑問に思っているのでは,と感じています.

 最近は,ハウスメーカーの家づくりに批判する勢力も多く,ネットで検索すれば,すぐにでもかようなページに行き当たるでしょう.工務店ブーム?とも言えるでしょうか.いや,工務店が復権を狙っている今日この頃といった感じですかね.

 その批判の内容を挙げてみると.

  展示場,CMに金を掛けて,その費用の添加が大きいので,割に合わない買い物を強いられる.

  展示場やカタログが豪華で夢を持たされるが,実際できた家はショボイ.詐欺に近い.

  営業は売るだけで,契約まではニコニコあとは知らんぷり.その後の設計や工務担当も流れ作業の一部で冷たい.

 さて,とにかく,展示場の出展費用に建築費用は結局,買う側の商品に添加されるという批判ですが,事実であって批判される内容ではないと,私は考えます.まず,費用の添加分ですが,販売規模と出展数をほぼ比例関係にあると思えば,ハウスメーカーが捻出できる宣伝費を一地方工務店と同額で論じることはできないでしょう.

 それでも,添加される費用には代わりがありません.しかし,もし展示場がなかったとすれば,何を頼りに完成を想像するのか?図面から想像することは,消費者には酷です.

 このことは,実際の現場を見れば十分と言われ,展示場より現実的で嘘がないとも言われます.現場を見ることは必要です.しかし,いろいろと検討する段階にあって,いつでも何回でも好きなときに見られ,他の物件と比較できる点で展示場は便利です.打合せ段階に入っても見本として活用できます.これを必要な費用として支払うかどうかは,消費者の選択肢としてあって良いと思います.

 ところが,この展示場が到底,見本になり得ない豪華なもので現実離れしていると言う批判もあります.しかし,その通り望めば建てられるものであって,嘘ではありません.メーカーも商売でしているのですから,より購買意欲が高まるように設計して当然です.一般に商店では演色効果の高い照明を用いて,より商品の品質を高めようとしています.そのため,家に買って持ち帰ってみると,色が悪かったりして,質の悪いものに思えた経験はないでしょうか?

 それと同じではないという意見もあるでしょうが,売る側の工夫を否定することはできないと,私は考えます.むしろ,こういった工夫(まあ,トリックと言っても良いでしょう.)が,実際にあると言うことを消費者も知って望むべきでしょう.それに,近頃は実際の販売モデルの主力に合わせた展示場も戦略の一つとして増えているようです.

 まあ,『[建てる前]に読む本』では,展示場批判をしながら,紹介施工業者の中には展示場出展しているメーカーもありました.ちょっとポリシーに掛けるなとも思いましたが,むしろ選択肢として展示場出展は否定できないのではと感じます.

 長くなりましたので,営業体制の批判については,後日にします.

住宅寿命の怪?

 家を建てるなら長持ちして欲しい.とは誰しもが思うはず.仕事上は「どうせ,20年もすれば,子供も独立するし,趣味も変わるだろうから,そんなに長く持たなくていいよ.」なんて,ことを言っていたオヤジがいたが…まあ,そんな人は例外でしょう.

 「住宅ローン35年の時代.返済が終わったとたん,また建替えなんて悲劇は嫌ですよね.」なんて,営業マンに言われたことはないでしょうか?こんな時に,家の寿命の話になるわけです.鉄骨系やコンクリート系の営業マンなら,木造の寿命は20年,最近の技術向上を加味しても30年くらいと話し…,さっきのローンの話で追い討ちを掛けます.

 当然,木造系の営業マンもそのことを心得ていますから,法隆寺の五重塔の話が出てくるわけです.~は1400年でぇ~.まあ,鉄骨造の建造物は歴史が浅いですけど,コンクリートはローマ時代ですからなんて話は置いといて,

 要は各社,自社工法の材料が長寿命であって,他は劣ると言う話をするわけですね.

 確かに,木造の建売住宅などは寿命も短く,消費者を住宅貧乏におとしめているのでしょうが,問題は材料の優劣だけではないということですね.法隆寺とまではいかなくても,木造の耐用年数は,おそらく,鉄骨や鉄筋コンクリート造以上であろうことが,周知されようとしていることも事実でしょう.

 こういった背景もあって,三つ巴で住宅の長寿命合戦をしている現状ではありますが…,

 「基礎はどれも,鉄筋コンクリートでしょ?」と私は問い返したい.

 木造よ,鉄骨造よ.鉄筋コンクリートがそんなに短命で,その基礎の寿命が尽きても自立しているのか?

『[建てる前]に読む本』より.

 『[建てる前]に読む本』を読み始めましたが,どうしてこの系統の本は,万事が悪くて,本に書かれた内容こそが最良の方法といった偏った内容になるのだろうかと思います.そうしなければ,本として成り立たないのでしょうが…

 今回もハウスメーカー批判が目立ちます.ハウスメーカーってそんなに悪いところなの?

 まあ,そんな疑問を抱きつつ読み進めていますが….

 ところで,この本の中に,いろいろな相談内容がでてきます.なるほど,その内容はいかにも在り得る出来事です.

 そこで1つ思いました.やはり,家づくりには相談相手が不足していると言うこと.このような本は沢山あり,参考にはなるでしょうが,相談相手にはなり得ません.結局,自己判断に任されるわけで,中には本の通り実行してみて,家づくりに失敗した人も少なくはないだろうと思う.

 一級建築士の私の知識が,最上のものとは思えませんが,ちょっとした悩み相談と言うか,分岐路に立たされた時の何かしろのアドバイスはできるのではと思う.

 それ以外の有資格者のアドバイスも受けれるようなサイトを作ろうかと考えていますが,実際,需要はあるでしょうか?もし,このブログをそのような意味を持って,何かしら期待して読んでくれている人がいれば,どんなことでも良いのでコメントください.

日曜は図書館で.

 地域の図書館に行ってきました.

 近頃,本を読まない子が増えたといいますが,日曜の図書館は微笑ましい光景が広がっていました.小さな机に小さな椅子.そこに小さな子がちょこねんと腰掛けて本を読んでいる姿は可愛らしいですね.

 私は,『[建てる前]に読む本』を借りてきましたので,また,感想をお伝えしていきたいと思います.

「建てる前」に読む本改訂第3版

『コンクリート住宅は9年早死にする』を読んで.

 先日からマウス実験を例に話を続けていますが,この実験の内容で冒頭からショックを与えておいて,コンクリートの殺人的特徴がガンガンに列記されます.これでもかと言うほど,権威にすがった形で恐怖心を煽り,最後には「なぜか建築学会は沈黙を続けている.」といった風に締めくくり,沈黙つまりは,事実として認めながらも尚も改善されないと言ったように話をまとめる.次いで,ゼネコンやハウスメーカー批判に発展する.

 基本的に消費者運動的な展開なので,冷静さに欠く内容が多い.この点については,マウスの実験で話したとおりです.

 後半は,木造の実例を淡々と紹介している.全体構成として,コンクリート建築を酷評しておいてから,木造技術の高さを再認識することで,木造建築を推進している内容である.

 後半の実例は参考になる.むしろ,前半の情報処理不足な展開に苛立ちすら覚えるので,後半の内容が霞んでしまう.せっかくの実例紹介なのだから,写真や図面などを用いて充実させて欲しかったと思う.まあ,そうなると専門書の方がよっぽど,美しく紹介してくれるのだろうが….

 総評として,自然食品の講演会(販売会)みたいな感じの本と言っておこう.

前々日からの補足.

 えっと,昨日の終わり方では,自己判断せよ!って感じで,ちょっと酷な感じもしましたので少々補足をさせてください.

 それは,情報,資料が提供されているときに,一部分を切り取られていてもわかりづらいですよね.実際のところはそれが全てだと思ってしまう.ですから,もう少し現実的な受け取り側としてのフォローを.

 こういった,場合,「『静岡大学』の実験です.」といったくだりが必ずあるでしょう.つまり,実験内容と結果を提供されても,簡単には信用されません.むしろ自己に都合の良い実験をして提供しているのだと,疑ってしまうでしょう.ところが,○○大学と聞かされるだけで,信用度がグッとアップします.

 この,大学と聞かされたとき,なぜ,そういった実験を行ったのか?もう少し突っ込んでみましょう.今回の例の場合は,「静岡県の木材協同組合が依頼したから.」です.これを聞かされると,木材に有利な実験が行われたと,信用度が下がるわけです.まあ,コンクリート協同組合が依頼していたにもかかわらず,不利な実験結果が出てしまって封印していたものが明るみに出ました!なんてものがあれば,興味深いでしょうが….

 5W1H[Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)How(どのように)]の何かが,不完全な形で提供されていたら,疑ってみるべきですね.…ちょっとセンスがいるので,やはり酷でしょうか?

 ちなみに,先の実験では,コンクリート巣箱の床に2.4mm厚の合板を敷いたところ,木製巣箱とあまり変わらない実験結果になったとされています.実際のところ,コンクリート剥き出しの床のままの住宅なんぞ有り得ないですから,この実験自体に無理があるような気がしますね.

 なんにしろ,なんらかの結果を導き出すようにした実験は信用できないと言うことです.実験者の意図がどうしても入ってしまうもので,実験結果と観察結果はイコールではないということですね.そうそう,実験か観察かは重要なポイントかもしれませんね.

情報,資料をどう読む?続き.

 さて,前回の続きを…

 強度を等しくすると言う話ですが,マウスの巣箱と言えども,仮想住宅としての実験です.内部空間を等しくすることも必要ですが,外部からの衝撃に対して同等に耐えうる強度がなければ,中のマウスが死んでしまいます.別に,強度実験を行う必要はありませんが,今回の実験の不可思議な点について上げておきましょう.

 コンクリート製は壁厚3.1cm,金属製は同0.4mm,木製は同1.8cmとなっています.この厚みは入手しやすい材料をそのまま利用していると思われます.逆に言えば,箱の壁厚は材質とともに,この実験結果に強く影響することは,実験前から予測できます.それなのに,なぜに,ここまで無頓着なのか?

 それに,屋根の存在も不可解です.それについては表記がないので,ないものと判断して良いのではと思えます.おそらく壁四方と床が同材で,上部は開けっ放しなのでしょう.高さ30cmとありますから,登って逃げ出さない程度は配慮してあると考えられます.そうであれば,観察や餌やりなどは,上部が開いている方が好都合です.

 しかし,屋根のない家とは?室内の実験なので雨の影響などは考慮していないのでしょうが,外部の温熱環境の影響が強く反映されてしまいます.

 さて,こういった環境の中で,コンクリート製巣箱では生存率7%となるのですが,実験はさらに続きます.

 実は,この間は4月から7月のことで,その後,夏を経て10月から12月には,全ての巣箱でほぼ全滅してしまったとあります.しかし,ここの部分はあまり強調されていません.むしろ,7月までのみを取り上げて,木造=快適.他は=殺人的.と結論付けます.そして,マウスの実験と言えども,人間にも当てはまることと誘引して,木造住宅の優位性を強調するのです.

 さて,冒頭の問題提起に戻ります,マウス=人間,巣箱=住宅と仮定して,「木造住宅に住まなければ,皆,死んでしまいますよ.」とセールストークをされれば,コンクリート住宅での建築はあきらめることでしょう.でも,生きて行けるのは,春から夏にかけてだけで,正月を迎えずしてみんな死んでしまうことが事実です.

 ちょっと皮肉が強すぎましたでしょうか.

 しかし,1つの情報や資料が提供されたとき,提供者にとって都合の良い一部分を切り取っていたのだとしたらどうでしょうか?あなたは,残された空白の部分を補って,適切な判断を下す必要があります.そうでなければ,誘導されてしまいますよ.

 と言いたかったのです.(別に,木造を否定しているわけではありませんよ.)

情報,資料をどう読む?

 ブログで『コンクリート住宅は9年早死にする』という本を読み始めたとお話していました.人生の過半をコンクリート住宅で過ごしている私は,5年は早死にしそうです.

 さて,この本の冒頭にマウスの実験の話しが出てきます.ちょっと住宅に興味のある方ならご存知かと思いますが,マウスの巣箱をコンクリートで作ったらバタバタ死んじゃったっていう実験ですね.木造住宅会社にとっては好都合のないようなので,そこの営業マンから,…ですから木造で家を建てるべきだという風に情報提供されるといった具合で耳にしていると思います.

 本日の主題はこの実験の話を取り上げて,コンクリート住宅の殺人性を問うのではなく,「1つのの情報が提示された時に,どう知識として取り入れるべきか.」といった話題提供です.

 その情報の一例にこのマウスの実験を選んだわけですが….「静岡大学の実験で,コンクリート製,金属製,木製の巣箱があり,それぞれでつがいのマウスを育成する.子供が生まれたあと,20日間飼育してその生存率を調べてみると….コンクリート7%,金属製41%,木製85%となりました.」と入ったものです.

 木造住宅の営業の話やパンフレットなどの木造信仰派は,上記の結果から,もっとも安全な木で家を建てるべきですと話を締めくくる.…90%以上の致死率ですから,ショッキングですね.マウスの実験とはいえ,同じ動物ですから,ヒトとて無視できません.コンクリートがいいかなぁ,鉄骨がいいかなぁなんて悩んでいた人たちを救う神の一言ですね.

 家は木造で建てるべきです.コンクリート校舎に通っているお子さんや,コンクリート病棟で入院しているご家族がいれば,すぐにでも連れ戻しましょう.…私も木造好きな1人ですがそこまでは思っていません.本題に戻しましょう.

 さて,このような情報が入ってきたとき,信じるのも疑うのも簡単です.それよりも正確に把握することが大切です.情報提供者はこの実験結果の内,自身に有利なものしか公開していないと考えるべきです.それを想像して,提供された情報に加味する必要があります.

 今回の実験の場合,比較実験ですから3つの巣箱が同条件でないと比較対照になりません.つまり,それぞれの巣箱の大きさは全く同じものか?などの条件が気になります.この実験では内側の大きさを等しくしています.マウスの生活圏が同じ広さなら同条件だろうと言うことですね.

 一般的になら十分,等しい条件にしたと言えるのでしょうが,この結果を,木造住宅の安全性や,コンクリート住宅の危険性としての比較データとして採用するならば,

 強度も等しくするべきだろうと私は考えます.

 そうでなければ,同条件として信頼できる実験ではないと考えます.少なくとも建築を学んだ人間としては.…すみません,ちょっと時間がなくなったので続きは次回にします.

入園準備.

 現在長女が通っている幼稚園に,この春から次女を通わせる予定です.

 その幼稚園では,就園前の子供たちを集めて,園に慣れさせるイベントが月一回行われています.単に未就園児対象のイベントですから,この園に通う予定の子供を問わずして集まってきます.ですから,まだヨチヨチ歩きのつなぎっ子までいます.ですから,見た目で年齢を判断しながら,お母さんたちは話しています.

 この時期になると,「今年からですか?」などの問いかけが始まるわけです.

 そう,今までは,単に子供を遊ばしているだけと言った感じでしたが,この頃から,入園に対する不安などもあり,同じ時期に入園する子が気になるわけですが….

 2年保育にするか,3年保育にするか,などなど人それぞれ.もう既に決まったことなのだけど(願書提出は済んでいるから),その判断が正しかったのか?みんなどうしたの?って気になるのです.私の子供の頃は1年だったから,長女の入園時期まで,複数年通園させるなんて,考えもなかったのですが….

 そんな,次女は4年間通う予定ですが,みなさんはどうされていますか?

ラドン?

 今読んでいる本で,ラドンの危険性が指摘してあった.発癌性がとても高い危険なものらしい.

 あれ,ラドン温泉って体に良いのでは?と思ったが…

 読み進めると,ラドン温泉も危険らしい.日本の常識は世界の非常識とも書いてあった.そうなの?

 どなたか,ラドンの特性についてご存知の方,教えていただけませんか?

ユニクロの服は有りか無しか?

 不況だと言うのにユニクロは黒字だそうで,業界の独り勝ちなんてニュースがありましたね.…不況だからと言うべきか.

 就職活動のときの話ですが,あるプレハブ住宅メーカーの担当者が,「オーダースーツを着ている学生もいなくなりましたね.」と,住宅と話をダブらせながら,規格品が当たり前の時代に入ったことを話していた.

 最近,読んでいる本は,住宅は規格品では満足できない.一軒一軒手作りしてこそ云々と,このプレハブメーカー優勢の時代を否定している.

 まあ,私は背が高い割りに細身なので,スーツはオーダーしなくては身に合わなかった.

 ユニクロはそういった人にも,まあまあ対応していますね.むしろ,丈を合わす必要が無いので楽な方かもしれない.

 規格品.大量生産.はある程度満足の行くものを大衆に提供する手段ではある.いくら,フルオーダーで満足を得られることはわかっていても,手が出なければ意味が無い.

 住宅と衣料を同列で論じることに無理があるかもしれないが,何度も買い換えることができない住宅をなんらかと比較しながら,想像してみることは必要だと思う.

 まあ,日曜日の買い物.あとは気楽に行こう.

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