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シリーズ.木造か鉄骨造か?第4弾.いよいよ決着の日?

 シリーズでお届けしている,木造か鉄骨造か?も第4弾を迎えました.私のうんちくなんとどうでもいい,早くどっちが良いのか結論を言え!といった声も聞こえてきそうですが….

 さて,前日に言い残した言葉.熱伝導率と調湿効果について,まず,熱伝導率から.

 熱伝導率すなわち,熱の伝えやすさの性質をあらわします.これは,誰にでも体験からわかると思いますが,熱の伝えやすさは圧倒的に鉄が勝っています.例えば,フライパンや鍋などは,鉄でできてますね.ステンレスやアルミ,それらの複合素材もありますが,みな,鉄を始めとして熱を伝えやすい性質をもっています.

 フライパンのそこから火であぶると,熱が伝わりやすいほど,中の食材にも火が通りやすいことは日常生活からわかりますね.ただし,鉄は熱を伝えやすいため,このままでは熱くて調理するとき持てなくなってしまいます.そこで,フライパンの取っては木でできています.樹脂製のものの方が最近は主流かと思いますが,ともに,熱を伝えにくい性質を持っています.

 つまり,鉄は簡単に熱くなり,そして伝えやすい.木はなかなか熱くなりにくく,しかも伝えにくいという性質を,まず,押さえておきましょう.

 さて,これが住宅にどう影響するかと言いますと,車を例にとりましょう.車も鉄でできている代表ですね.この車,夏場路上に止めておくとほんの短時間で熱くなります.そして,室内も暑くなるので,直ぐに乗り込めない経験もあるでしょう.逆に,冬場はどうでしょうか?なかなかヒーターを入れても温まらない経験が無いでしょうか.この車の例がそのまま住宅の居住性として想像できます.

 もちろん,車のように表面のほとんどが鉄で覆われているものと,住宅は違います.しかし,構造体を木にするか鉄にするかでその居住性能に差がでることは,想像できるかと思います.そこで,鉄骨造には適切な断熱が必要になります.もちろん,木造であっても適切な断熱を施すことによって居住性能はアップすることにも触れておきましょう.

 同様に,多湿の日本の気候において,湿度を調整する機能でもって,居住性能がアップすることも想像できると思います.この点は鉄骨には期待できない効果です.しかし,内装材でこの効果を補うことは十分可能です.一方,従来の木造住宅はこの調湿に長けていたのですが,ビニールクロスや合板などの多用で,能力が低下しているのも事実です.

 以上のことより,鉄骨造には,断熱と調湿の能力をアップさせるために,木造よりプラスアルファの費用が発生するということです.であれば,同コストで比較するとすれば,木造の方が全体的な性能が高いと考えて良いでしょう.

 と言うわけで,無理やりどちらが良いかという結論が欲しいなら,一応,木造ですと答えておきましょう.ただし,もう少し考察しておきたいことがあるので,明日のブログも合わせて読んでいただけたらと思います.

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