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『[建てる前]に読む本』を読み終えて.

 先日より読み続けていた,『[建てる前]に読む本』の感想を書きますね.タイトルでは読み終えてとしましたが,正確には後半部分の各地工務店の紹介ページは殆ど読んでいません.北は北海道から南は熊本県までの工務店が紹介してあるので,自分に関係ある県以外は興味がわきませんので…,また,時間があれば,どのような工務店が名を連ねているのか見てみるのも良いかと思ってはいますが,現時点で感想を.

 まずはじめに,このところ読む本はアマゾンのランキングを参考にしているのですが,この本の評価が高いところに関心がありました.と言うのも,この手の家づくり本は,どこかの工務店の社長かそれに近い存在の人が,自社工法を盲目なほど推薦しているケースが多い中で,「第三者的立場で,公平に家づくりの注意点を教えてくれているので参考になる.」との評判が高かったからです.

 副題からして,家づくり援護会なるものが,非営利第三者機関が提唱する…とあります.昨今の欠陥住宅などは,家づくりにおける商業主義に起因しているとも言いますから,過去の読者が「参考になった.」としている点も伺えます.

 まず,本の構成ですが….基本はハウスメーカーは全否定.展示場やCMに莫大な費用を投じており,その費用の負担が住宅の購入者たる消費者に跳ね返ってくるとの理由です.また,全国展開しているメーカーより,地方密着の工務店をすすめてる.家一軒の費用の中に含まれているものが,後者の方が濃いということですね.

 次に,家づくりにおける様々なトラブルを上げて(ここでも,ハウスメーカーを非難.),その対処法として,第三者の介入を提案している.つまり,素人の消費者が玄人の住宅会社に騙されないように,家づくり援護会が手助けしてあげますよ.と言うことです.それとともに,家づくりにまつわる諸事を説いて,消費者の力量アップも必要としている.

 後半部分は,家づくり援護会が推薦する施工業者のページが続く.

 感想として,ちょっと皮肉を.この内容は,[建てる前]に読んでも理解できないと思いました.おそらく[建てた後]になって,ようやく共感できる内容なのではないでしょうか.

 それぐらい,家づくりについて詳細に解説されている内容は,建てる前に参考にして欲しい事柄として必要なものばかりです.この点は評価します.しかし,知っている人が知識を列挙しているだけで,伝えようと言う意識が感じられない.家づくりの初心者を小中学生に例えるなら,大学の講義のような本です.

 そのため,

  家づくりはこんなに大変なことがいっぱい.親切に教えてあげるよ.

  …えっ,自分でできそうにない? なら,良い方法があるよ.

  家づくり援護会に助けを求めなさい.(もしくは,推薦工務店で建てなさい.)

 といった,図式が明確で,好感が持てない.とくに,推薦施工業者のページが半分近く占めている本の構成が,結局,宣伝本にしか受け取れません.

 ただし,前半の家づくりに関する所持の解説は,理解できなくとも一読しておく価値はあるとは思います.少なくともこれから起こるであろうことの予期には役に立つと思います.できれば,この前半部分を,図や写真など増やしてわかりやすくして,後半の部分は別冊にする方が親切ではないかと提案したいです.

 …好感は持てませんが,手元に一冊置いておくと便利だとは思いますね.

「建てる前」に読む本改訂第3版

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